先に結論
まず共通版を1冊だけ印刷し、誤字や色を直してから必要な冊数を増刷しましょう。家族ごとにメッセージを変えるなら、巻末の1ページだけを差し替えると、版を管理しやすくなります。
01
最初に全体の流れをつかむ
- 1贈る人数と必要日を決める
- 21冊を試し刷りして校正する
- 3修正版の名前を付けて保存し、必要部数を注文する
02
実際に作業するときの手順
共通版を確認してから家族の分を増刷する
贈る相手と冊数、写真を共有してよい範囲を確認し、まず共通版を1冊だけ印刷します。色、誤字、背景の写り込みを直して確定版をつくり、それを複製して、家族ごとの言葉は巻末1ページだけ変更します。
用意するもの
- 完成した共通版データ
- 贈る相手と冊数の一覧
- 写真に写る家族の確認メモ
- 配送日と予備日を入れた予定表
贈る相手と共有範囲を確認する
誰へ何冊渡すかを書き、子どもの顔、家の外観、名札、住所や自宅の場所が分かるものが写っていないか確認します。写っている人に、その写真を贈答用の本に入れてよいか尋ね、子どもが写る場合は保護者にも確認し、本人が意思を示せる年齢ならその希望も尊重してください。相手によって見せたくない写真がある場合は共通版から外します。
確認:冊数と受け取る人を決め、写真に写っている人に、共有してよい範囲を確認します。
贈る相手の部屋になじむ表紙を選ぶ
表紙は顔が大きく写った1枚か、余白のある全身写真に絞り、文字は名前と年だけにします。相手の家で飾る可能性があるなら強い装飾より落ち着いた背景を選び、背表紙がある仕様では、名前と年が端から切れないか確認してください。
確認:表紙の写真、名前と年の表記、背表紙の文字位置を1つの案に決めます。
共通版を1冊だけ注文する
いきなり必要冊数を刷らず、共通版を1冊注文し、届いたら昼の光で表紙、全ページ、巻末を順に見て、毛色、写真の暗さ、誤字、綴じ目に隠れた部分、裁ち落としによる切れを確認します。確認を頼める人がいれば名前と日付を読み合わせ、1人なら一晩置いて翌日に表紙から巻末まで再確認してください。
確認:読み合わせをするか翌日に再確認し、直す箇所をページ番号とともに記録します。
確定版を複製して巻末だけ変える
修正後の共通データを「gift_common_v2」のような名前で確定版とし、受け取る人ごとに複製します。本文は動かさず、巻末だけ「お母さんへ。朝の散歩を一緒に覚えていてくれてありがとう」のような1〜2文のメッセージに差し替えます。
確認:本文は変えず、受け取る人の名前と巻末の文章だけが、各版で正しく差し替わっているか確認します。
受け取る人ごとの版を開いてから、注文冊数を確定する
「gift_mother_v2_1冊」「gift_sister_v2_1冊」のように、受け取る人・版・冊数を付け、各版の「プレビュー」または確認PDFを表紙から巻末まで開きます。表紙の名前、巻末の宛名と文章、本文、空欄の有無をチェック表で1冊ずつ照合し、注文数量を入力してください。直送時は配送先、贈り主表示、金額入り納品書の有無も確認します。
確認:すべての版を開いて宛名と本文を見直し、ファイル名、冊数、配送先が一致しているか照合します。
必要な日の2週間以上前に注文する
制作日数と配送日数は注文先で確認し、必要日の直前まで待たず、少なくとも2週間は余裕を見ます。到着後に角の傷みやページ抜けを確認できる日を残し、不具合があれば注文番号と写真を添えて早めに窓口へ連絡します。
確認:到着後に内容を確認する日と、問い合わせに備えた予備日を取り、必要な日より前に受け取れる日程を組みます。
3家族へ贈る版管理例
- 共通版:gift_common_v2、試し刷り確認済み
- 母用:gift_mother_v2_1冊、巻末に朝の散歩の一文
- 姉用:gift_sister_v2_1冊、巻末に窓辺の思い出の一文
- 自宅用:gift_home_v2_1冊、個別文なし
- 版別確認:表紙の名前・巻末の宛名・本文・空欄の有無・冊数の各項目に確認印を付ける
- 注文:必要日の2週間以上前、到着後に全冊の角とページを確認
03
準備するときに確認したいこと
- 写真に写っている家族に、掲載・共有してよい範囲を確認する
- 表紙には受け取る人が飾りやすい写真を選ぶ
- 再注文できる期間と編集データの保存方法を確認する
04
つまずきやすい点と対策
住所や個人的な文章が入った版を、誤って全員へ送らないようにします。
記念日直前に初回注文と増刷を同時に行わないようにします。
05
よくある質問
家族ごとに表紙を変えられますか?
編集データを複製できるサービスなら変更できます。本文は共通のままにして、表紙と巻末だけを差し替えると、版を取り違えにくくなります。
遠方へ直接送ってもらえますか?
直送対応と納品書の有無を確認します。先に自宅で品質を確認してから送ると、印刷の不具合にも気づけます。