先に結論
すべての写真に説明を付ける必要はありません。見開きに一つだけ、『初めてここで眠った日』のような具体的な言葉を置くと、写真から当時の記憶をたどりやすくなります。
01
最初に全体の流れをつかむ
- 1写真を見ながら一文ずつ別のメモに書く
- 2似た説明を減らし、必要な見開きだけに絞る
- 3声に出して読み、不自然な言い回しを直す
02
実際に作業するときの手順
写真を邪魔しない1行キャプションを書く
写真だけでは分からない日付、場所、しぐさのうち一つを、10〜25文字で添えます。キャプションは必要な見開きだけに置き、文字のない見開きも残しましょう。10見開きなら4〜5本、20〜24見開きなら8〜12本が目安です。
用意するもの
- 配置済みのフォトブックデータ
- 撮影日と場所が分かる写真情報
- 家族の記憶を集めるメモ
- 文字数を数えられる編集画面
説明が必要な見開きだけ選ぶ
まずフォトブック全体を見て、場所や出来事が写真だけでは分からない見開きに印を付けます。大きな表情写真には言葉を置かず、初めての場所、家族だけが知る習慣、季節の変化がある見開きだけを対象にしてください。上限は、10見開きなら4〜5本、20〜24見開きなら8〜12本です。
確認:キャプションを必要な見開きだけに絞り、文字のない見開きも残します。
事実を一つ書き出す
対象ごとに「撮影した年の4月」「北側の窓」「毛布の端を折って眠る」のような事実を1つ選びます。「かわいい」「大切な思い出」だけでは場面を思い出しにくいため、「いつ」「どこ」「何をしたか」のいずれかを具体的に書きます。
確認:それぞれの文に、日付、場所、しぐさのうち少なくとも1つを入れます。
10〜25文字に縮める
「この写真は初めて家に来た日に窓辺で眠ったときです」を「初めて眠った、春の窓辺」のように短くします。主語や写真に見える説明を省き、声に出して一息で読める長さにして、句読点も含めて1行に収めてください。
確認:1行で無理なく読める長さにし、写真を見れば分かることだけを繰り返していないか確認します。
同じ調子にそろえる
全体を「日付+場面」「短い名詞句」「家族の呼びかけ」のどれか1つにそろえます。下の例は型ごとの候補なので、1冊の中で無作為に混ぜません。です・ます調と体言止め、名前、数字、年月日の書き方を統一し、家族だけで使う呼び名は最初の1回だけ説明します。
確認:語尾、名前、日付の書き方を、すべてのページで統一します。
文字を余白に置き、印刷して確認する
顔や足元に重ねず、写真の外の余白か、背景がすっきりした場所に置きます。小さすぎる文字や淡すぎる色を避け、作成サービスの安全領域内に収めてください。プレビューを100%の大きさで表示して文章を読み、誤字を確認したうえで、1冊の試し刷りで実際の大きさを確かめます。
確認:文字が顔や綴じ目に重ならず、試し刷りした本でも無理なく読める大きさかを確かめます。
型を一つ選んで使う短いキャプション例
- 日付・場所型:4月12日、初めての窓辺/朝6時、台所の入口/雨の日、青い毛布の端/8月の夕方、北側の床
- しぐさ・音型:名前を呼ぶと、右耳だけこちらへ/眠る前に、前足を2度動かす/鈴の前で、1度立ち止まる/廊下に響く、小さな足音
- 家族との場面型:3人がそろった日/父の帰宅を待つ玄関/姉の隣が、いつもの席/手のひら1枚ぶんの距離
- 四季型:🌸 春、初めて眠った窓辺/☀️ 夏、冷たい床の定位置/🍁 秋、毛布を選んだ朝/❄️ 冬、家族の間で丸くなる
- 短くする例1:「初めて家に来た日に窓辺で眠った写真」→「初めて眠った、春の窓辺」
- 短くする例2:「毎朝6時になると台所まで一番に走ってきた」→「朝6時、台所まで一番乗り」
03
準備するときに確認したいこと
- 「誰が・いつ・どこで」を並べるより、何を覚えていたいかを書く
- 普段の呼び名や口ぐせをそのまま残す
- 文字のない見開きも作り、読む間を置く
具体例
- 表紙:『○○と過ごす、いつもの日々。』
- 日常:『雨の日。窓辺がいつもの席。』
- 成長:『同じ毛布が、少し小さく見えた春。』
- 家族:『名前を呼ぶと、まずこの顔で振り向く。』
- 癖・しぐさ:『眠る前だけ、右の前足をそっと隠す。』
- 巻末:『これからも、何気ない今日を重ねていこう。』
04
つまずきやすい点と対策
小さな文字で長文を詰めると印刷後に読めません。
日付が曖昧なときに正確な日を推測で入れないようにします。
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よくある質問
文章が苦手でもキャプションを書けますか?
写真に写っている事実に、そのときの記憶を一つ添えてみてください。たとえば『雨の日。窓辺がいつもの席。』のように、短い2文でも場面は伝わります。
家族みんなの言葉を入れるにはどうまとめますか?
巻末に、家族それぞれの1文を載せるページを作るか、書いた人の名前を小さく添えて章ごとに担当を分けるとまとまります。