先に結論
まず連絡してよい状況かを確かめ、短い言葉だけを届けます。写真を使った記念品は、本人から希望があった後で、品物の形や写真、受け取り方を一緒に決めましょう。
01
最初に全体の流れをつかむ
- 1短いお悔やみの言葉だけを先に伝える
- 2相手から希望があったときだけ、記念品について相談する
- 3希望があれば写真と表記を本人に確認してから注文する
02
実際に作業するときの手順
相手が選べる形で、記念品について相談する
最初の連絡では短い言葉だけを伝え、品物の話は後日あらためて切り出します。返事を求めず、本人から希望があった場合に、写真、名前の表記、受け取りやすい時期を一つずつ確認します。完成品を予告なく送るのは避けましょう。
用意するもの
- 短いお悔やみの文面
- 返事を求めない確認文
- 本人が選べる2〜3種類の候補
- 写真・名前の表記・受け取り時期のメモと、位置情報が残っていないことを確認した送付用コピー
- 注文前の仕上がり見本
最初の連絡は、短い言葉だけにする
連絡するのは、本人がペットの旅立ちを公に知らせている場合、本人から直接知らせを受けた場合、または共通の知人を通じて連絡してよいと確認できた場合に限ります。噂や限定公開の投稿を見ただけなら、こちらから連絡しません。直接知らせを受けた親しい相手には「知らせてくれてありがとう。○○ちゃんのことを思っています。返事は気にしないでね」と伝え、改まった関係なら短いお悔やみと返信不要の一文だけを送ります。
確認:連絡してよい状況で、相手との関係に合った文面になっているかを確認します。質問、贈り物の提案、返信期限は入れません。
記念品の話は後日あらためて尋ねる
後日、相手から思い出の品について話が出たときに、「写真や名前を使った小さな品を贈れたらと思っています。今は考えたくなければ、返事はいりません。いつか相談したいと思ったときだけ教えてください」と伝えます。
確認:即答も断りの返事も求めず、相手が希望したときだけ話を進められる文面にします。
形と見え方は、本人に選んでもらう
希望があった場合も、飾る物、身に着ける物、しまえる物から2〜3案だけを示します。写真が毎日目に入る形を負担に感じる人もいるため、贈る側の好みだけで写真立てや大きな作品に決めないようにします。
確認:置き場所と目にする頻度を本人が選び、途中で見送ることもできる状態にしておきます。
使う写真と名前の表記は本人に選んでもらう
SNSや過去のメッセージから無断で保存せず、本人が選び、使用を認めた元画像を受け取ります。本人以外が撮った写真なら、撮影者にも記念品の制作に使う許可を確かめてください。元画像は本人が保管し、制作者に渡すコピーから位置情報を外します。iPhoneでは[共有]→[オプション]→[位置情報]をオフにします。Androidなど表示が異なる端末では、位置情報を除ける機能でコピーを作ってください。自分宛てに試しに送り、受信ファイルの詳細に地図や座標がないことを確かめてから制作者に渡します。詳しい手順は、関連記事「ペット作品を依頼するときの写真の選び方」で確認できます。
確認:本人の使用許可と名前の表記、必要な場合は撮影者の許可が返信に残り、送付用コピーに位置情報が含まれていなければ注文できます。
注文前に仕上がり見本を見てもらう
制作前の仕上がり見本で、写真の見切れ、色、名前、文字、寸法を本人に確認してもらいます。驚かせることより本人の希望を優先し、「修正する」「中止する」「このまま進める」から選べるようにします。返事を求める期限は設けません。
確認:本人が見本を確認し、「修正する」「中止する」「このまま進める」のいずれかを選んでから次の手配をします。
受け取る日と渡し方を本人に決めてもらう
自宅配送、手渡し、いったん贈り主が預かる方法から本人に選んでもらいます。命日や誕生日に合わせて突然届く手配はせず、受け取りやすい日と、外装に品名を表示してよいかまで確認します。
確認:本人が選んだ方法と日付に沿い、予告なく届くことのない手配になっているかを確かめます。
返事を急かさない確認文の例
- 本人から直接知らせを受けた親しい相手へ:「知らせてくれてありがとう。○○ちゃんのことを思っています。返事は気にしないでね」
- 改まった相手へ:「○○ちゃんのこと、心よりお悔やみ申し上げます。どうかご返信はお気遣いなく」
- 後日の確認:「小さな品を贈れたらと思っています。もし受け取りたいと思ったときは、教えてください」
- 形の選択:「しまえる小箱、名前だけの小物、今回は作らない」
- 注文前:「この写真と表記でよいか、確認できる時に見てください。難しければ中止できます」
- 受け取り方法:「自宅配送・手渡し・こちらで預かる」から本人が選ぶ
03
準備するときに確認したいこと
- 旅立ちの経緯や今の気持ちを、詳しく尋ねようとしない
- 写真を使うか、どのような作風にするかを本人に選んでもらう
- 受け取りや保管の負担が少ない小さな品も候補に含める
04
つまずきやすい点と対策
喜ばせようとして、完成品を予告なく送らない。
励ましの言葉を押しつけたり、悲しみの受け止め方を決めつけたりしない。
05
よくある質問
品物を贈らなくても、気持ちは伝わりますか?
品物を贈らなくても、返信を求めない短い言葉や、必要なときに話を聞く姿勢は伝えられます。気遣いは、贈り物の有無だけで決まるものではありません。
家族写真から似顔絵を作ってよいですか?
家族写真を使うなら、撮影者と本人の許可を得たうえで、誰の顔をどこまで入れるか、どのような作風にするかを確認します。完成品を初めて見せる形ではなく、事前に見本を見てもらいましょう。