先に結論
似顔絵は、すぐに完成させる必要はありません。まずは好きな表情の写真を別のフォルダーに残しておき、見返せるようになってから作風や仕上がりを考えても遅くありません。
01
最初に全体の流れをつかむ
- 1写真を削除せず安全な場所に複製する
- 2家族それぞれが好きな写真を1枚選ぶ
- 3決定を急がせず、希望を聞いてくれる制作者へ相談する
02
実際に作業するときの手順
好きな表情を手がかりに、似顔絵の準備を進める
完成時期は後から決められます。写真を見返せる日に10分だけ作業し、好きな表情や残したい特徴が見えてきた段階で、ゆっくり相談できる制作者を探します。
用意するもの
- 自分で撮影した写真、または作品制作への利用と制作者への送信について撮影者の許可を得た写真
- 写真を複製する保存先
- 家族それぞれの希望を書けるメモ
- 候補となる制作者の作例
- 飾る場所の寸法
写真を選ぶ前に、別の場所にも保存する
スマートフォンの写真をパソコンや外付け記憶媒体、クラウドなどにも複製し、まずは失わない状態を作ります。元データの整理や削除は行いません。つらくなったら、そこで画面を閉じます。
確認:元の端末とは別の保存先で写真を1枚開け、元データも残っていれば、この作業は終わりです。
好きな表情の写真を候補フォルダーに集める
最期に近い時期の写真だけでなく、元気だった頃の姿や眠る顔、家族を見る表情など、自分が「この子らしい」と思える写真を10枚まで候補フォルダーにコピーしてください。写真選びは一度で終わらせず、何回かに分けられます。自分以外の人が撮った写真は、制作のための加工や制作者への送信について、撮影者の許可を確かめます。
確認:その子らしい表情が写った写真が1枚以上あり、必要な撮影者の許可も確認できていれば、次へ進めます。
家族にも、描いてほしい写真を1枚ずつ聞く
家族がいる場合は、それぞれに描いてほしい写真を1枚選んでもらいます。意見が分かれた写真は、候補として残しておきましょう。顔はA、毛色はB、ポーズはCというように参考にする部分を分けたり、別々の作品にしたりする方法もあります。
確認:家族が選んだ写真と理由を一人ずつ書き留め、意見が分かれた写真も候補に残せていれば、次に進めます。
入れたいものと、避けたいものを分ける
名前や日付、首輪、好きな花、羽や虹などの演出を、「入れたい」「入れない」「まだ決めない」に分けます。一般的なメモリアル作品の表現に合わせる必要はなく、日付や言葉を何も入れない形も選べます。
確認:決めきれない項目は保留のままにし、避けたい表現も制作者へ伝えられる状態にしておきます。
飾る場所を測り、予算と受け取り方を決める
飾る場所の幅と高さを測り、実寸の紙を1日置いて見え方を確かめます。そのうえで、原画を受け取るかデータ納品にするか、額・梱包・送料を含む予算上限を書き出します。原画なら配送方法、補償、受け取り日時を、データなら寸法、解像度、ファイル形式を確認してください。
確認:完成寸法、原画かデータか、送料などを含む予算上限、受け取り方の4点を伝えられるようにします。
作風だけでなく、相談の進め方も比べる
作例を見るときは、写真が少ない場合の対応、ラフを確認できる時期、修正回数、返信をどのくらい待ってもらえるかも確かめます。期限を迫る相手より、決めきれない部分を相談しながら進められる相手のほうが選びやすいでしょう。
確認:写真や表現を自分のペースで選べ、途中確認の方法も分かる相手なら、相談を始めやすくなります。
主な写真と希望を、短い依頼文にまとめる
『元気な頃のこの表情を中心に、胸の白い模様を残してください。背景や日付はラフ前に相談したいです。A4、データ納品、総額15,000円以内を希望します』のように書きます。原画なら額・送料・補償と、受け取りの希望を、データならピクセル数・形式を加えてください。思いを詳しく説明するのが難しい場合は、制作上の希望と条件だけで依頼できます。
確認:主な写真、残したい特徴、保留中の項目、完成寸法、原画かデータか、送料などを含む予算上限、受け取り方の7点が伝われば、見積もりを頼めます。
写真が少ないときの相談文例
- この写真の穏やかな表情を中心に、胸から上の似顔絵を希望しています。
- 主写真は小さいため、別写真を毛色と右耳の形の参考として添えます。
- 名前は入れたいですが、日付と背景の演出はまだ決めずに相談したいです。
- A4・2480×3508px以上(300ppi相当)のJPEGまたはPNGを希望します。ただし、制作者から指定がある場合はそちらを優先してください。追加料金を含め、15,000円以内を希望します。
- 再現が難しい部分、ラフで確認できる範囲、納品予定日を先に教えてください。
03
準備するときに確認したいこと
- 元気だった頃の写真を含め、自分が好きな表情を選ぶ
- 羽や虹などの演出は、一般的な形に合わせず自分の気持ちで決める
- 日付や言葉は、入れたいと思った場合だけ添える
04
つまずきやすい点と対策
写真を見返すのがつらい時期に、完成の締め切りを決めない。
一般的な供養の形に、自分の気持ちを無理に合わせない。
05
よくある質問
依頼メッセージで詳しく事情を話す必要はありますか?
詳しい事情まで話さなくても依頼できます。写真を撮った時期、残したい表情、避けたい演出など、制作に必要なことだけを簡潔に伝えましょう。
完成品を自分で確認するのが難しいときは?
家族に先に見てもらう、確認期限を長めにしてもらう、修正点を家族から伝えてもらうといった方法があります。ラフは、少なくとも名前の誤字、写真の取り違え、避けたい演出がないかを確認しておきましょう。