先に結論
まず飾る場所を測り、作品の用紙寸法ではなく、額縁まで含めた外寸で大きさを決めましょう。迷ったら候補サイズの紙を実際に置き、普段見る位置から確かめると判断しやすくなります。
01
最初に全体の流れをつかむ
- 1飾る場所の幅と見る距離を測る
- 2候補サイズの紙を壁や棚に仮置きする
- 3作家へ額装後の外寸と付属品を確認する
02
実際に作業するときの手順
飾る場所に合わせて作品と額縁の大きさを決める
飾る場所の幅、高さ、奥行きと、普段見る距離を測り、候補サイズの紙を実際に置いてみます。作品の寸法だけでなく、マット台紙と額縁を含めた外寸まで作家へ伝えておけば、届いてから置き場所に収まらないという失敗を防げます。
用意するもの
- 巻き尺(メジャー)
- A4・B5など候補サイズの紙
- 飾る場所を正面から撮った写真
- 額縁の商品寸法または作家の額装案
置ける外寸を測る
壁なら幅と高さに加え、スイッチ、家具、カーテンからの距離を測り、棚なら天板の幅・奥行き・上の空間を測って、「額を含め横32cm、高さ44cm以内」のように外寸上限を書きます。直射日光や水がかかる場所は避けてください。
確認:額縁を含めた幅と高さ、必要なら奥行きについて、置ける上限を数字で出します。
見る距離で候補を絞る
机の上に置いて50cmほどの距離から見るなら、はがき〜A5、棚や廊下で1〜2mならA4前後を出発点にし、候補サイズと同じ大きさの紙を置いて、近くと普段の位置から見比べます。2頭の全身や背景も入れる場合は、1段大きい紙も同じ方法で比べてください。
確認:普段見る位置から確かめ、顔と作品全体のどちらも見やすい紙の大きさを1つ選びます。
実寸大の紙に構図を描く
候補の用紙に、顔の大きさを簡単な丸で描きます。顔を中心に描くなら周囲に紙幅の1割ほど、全身なら耳や尾の先から十分な余白を取ります。名前を入れる場合は、下部に文字を置くスペースを確保し、マット台紙で隠れる範囲が分かるよう、紙の内側に境界線を引いてください。
確認:顔、全身、名前が、額で隠れない範囲に無理なく収まる構図かを見ます。
額の対応寸法と厚みを確認する
額の商品表示で、外寸ではなく収納できる作品寸法、厚み、マット台紙の窓寸法、縦横の設置方法を確認します。原画の表面が額の表面材に触れてよいか作家へ尋ね、キャンバスや厚紙なら対応する深さの額を選びます。
確認:作品の寸法と厚み、額に入れたときに見える範囲が、額の仕様に合っていることを確認します。
表面材と設置方法を選ぶ
人がよく通る場所の壁や棚では割れにくく軽いアクリル、質感を優先する小型額ではガラスを候補にし、日が入りやすい場所はUVカット表示を確認します。作品が表面材に触れないようマットやスペーサーを使い、壁掛けは額の重量に対応する金具、棚置きは転倒しにくいスタンドを選びます。
確認:表面材と作品との間隔を確認し、額の重さに合った金具かスタンドを選びます。
外寸を含む依頼文を送る
「棚に置くため額装後で横32cm×高さ44cm以内。猫2頭は顔中心、下に名前、A4作品を希望」のように伝えます。額を自分で用意する場合は商品ページや内寸を添え、作品の用紙寸法と余白を作家へ確認します。
確認:作品の寸法、額装後の外寸、構図、額を用意する人について、作家との認識をそろえます。
玄関の棚に2頭の似顔絵を置く例
- 棚:幅60cm、奥行き25cm、上の空間50cm
- 上限:額装後で横32cm、高さ44cm、奥行き3cm以内
- 作品:A4縦、2頭の顔中心、下部に名前
- 額:UVカットアクリル、マットあり、重量に対応する棚置きスタンド
- 確認:マット窓から顔と名前が隠れず、作品が表面材に触れないこと
- 依頼文:額は自分で用意するため、A4実寸と余白を指定
03
準備するときに確認したいこと
- 顔だけか全身か、また何頭描くかに応じて必要な面積を変える
- マット台紙を使う場合は見える範囲が小さくなる
- 原画の画材と厚みに、額縁が対応しているか確認する
04
つまずきやすい点と対策
用紙サイズだけで選ぶと、額装後に棚に収まらないことがあります。
額縁の表面材が作品に直接触れると、画材によってにじみや付着の原因になります。
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よくある質問
2頭なら単純に2倍の大きさが必要ですか?
単純に2倍の大きさが必要なわけではありません。顔を中心に横長で配置すれば、作品全体をコンパクトにできます。全身や体格差まで見せたい場合は、1段階大きいサイズも比べてみましょう。
額縁は自分で用意できますか?
用意できます。作品の実寸、厚み、余白、固定方法を納品前に確認し、既製の額縁に収まる寸法で注文してください。