先に結論
ペットをカメラで追い続けるより、通りそうな場所で先に構えて待つほうが、ぶれを抑えやすくなります。明るい場所で短く連写し、その中からピントの合った1枚を選びましょう。
01
最初に全体の流れをつかむ
- 1安全な動線と撮影位置を決める
- 2止まっている状態で目にピントを合わせる
- 3自然に動き始めた1往復だけを連写し、その場で終える
02
実際に作業するときの手順
いつもの遊びをぶれにくく撮る方法
ペットを追い回さず、いつも通る場所で先にカメラを構え、5〜10分で1つの場面だけを撮ります。明るさ、進む方向、ピントを合わせる位置を決めてから20枚ほど連写し、最後に役割の異なる3枚を選びます。
用意するもの
- 連写できるスマートフォンまたはカメラ
- 窓の近くなど明るく安全な場所
- 普段使うおもちゃ
- 滑りにくい床やマット
通り道を1つ観察する
先に遊ばせて、曲がる場所、速度が少し落ちる場所、明るい場所を1つ選びます。家具を大きく動かしたり、新しい障害物を置いたりしません。撮影する動線上から水皿や電源コードだけを外し、滑らない状態を確かめます。
確認:ペットが普段どおりに通り、少し速度を落とす場所を撮影地点に選びます。
横か斜め前から光が入る位置を選ぶ
昼間、窓からの光がペットの顔に横または斜め前から当たる位置に構えます。強い逆光や室内灯だけの暗い場所は避け、フラッシュは切りましょう。背景に明るい窓が入る場合は、撮影位置を少し横にずらしてください。
確認:試し撮りをして、目が真っ黒につぶれず、毛の輪郭も見えることを確認します。
顔のピントと連写を準備する
スマホのカメラを1倍に設定し、顔をタップして試し撮りします。目や顔にピントが合っているか、画像を拡大して確かめてください。追尾枠が表示される機種では利用し、表示されない機種でも、試し撮りでピントを確認します。iPhoneはシャッターボタンを左へ滑らせる連写を練習し、Androidは機種のカメラヘルプで連写の押し方を確認してください。カメラはAF-CまたはAIサーボと連続撮影を設定し、シャッタースピードは1/500秒前後を開始値にします。
確認:試し撮りで目の縁か顔の毛がはっきり写り、すぐに連写を始められる状態にしておきます。
1往復だけ連写する
2人なら1人が普段どおりおもちゃを動かし、撮影者は同じ位置で1往復だけ連写します。1人なら誘導と撮影を同時にせず、ペットが自分から遊び始め、決めた通り道に入った時だけ同じ位置から撮ってください。画面に入る直前に連写を始め、顔を枠内に保つ程度にゆっくり向きを変え、通過後に指を離します。息が上がったり、動くのを嫌がったり、集中が切れたりした場合は、追加撮影をしません。
確認:顔が写った連続写真を1組撮れたら、さらに遊ばせて撮り直そうとせず、そこで終えます。
目・足・周囲との関わりが分かる3枚を選ぶ
連写から、目にピントが合った1枚、足が浮いた1枚、家族と関わる様子や、おもちゃで遊ぶ様子が分かる1枚を選びます。拡大して目の縁を確認し、似た写真は残しすぎません。削除はバックアップ後にし、元の連写1組は別の媒体に保存します。
確認:役割の異なる3枚を選び、そのうち少なくとも1枚で目がはっきり写っているか確かめます。
廊下を走る犬を撮る設定例
- 場所:窓の光が入る廊下の曲がり角、滑らないマット上
- 構え:床から約30cm、画面の進行方向側に、横幅の3分の1ほどの余白
- 設定:スマホは1倍・顔タップ・連写、カメラはAF-C・1/500秒を開始値
- 撮影:画面に入る直前から1往復だけ連写
- 選定:目、浮いた前足、遊び終えて戻る姿の3枚
03
準備するときに確認したいこと
- 動く方向に余白を取り、横切る瞬間を狙う
- 屋外や窓際など十分に明るい場所を選ぶ
- 連写を使い、後から目と動きが分かる写真を選ぶ
04
つまずきやすい点と対策
撮影のために急な方向転換や高い跳躍をさせない。
デジタルズームを使うと、ぶれと画質低下が目立ちます。
05
よくある質問
連写すると同じ写真ばかり増えませんか?
撮影直後に削除する必要はありません。目、足の位置、表情の3点を見比べて代表の1枚を選び、ほかは別のフォルダーに移しておきましょう。
室内でぶれずに撮るにはどうすればよいですか?
カーテンを開け、動く範囲を窓に近づけます。無理に明るい加工をせず、短い動画で残す方法もあります。